お布団が外に干せない時期に大活躍の布団乾燥機。
ベッドのマットレスにも使えるの?使用頻度はどれくらい?
など、布団乾燥機に関する“あれこれ”ご紹介します。
使うのは梅雨だけ?布団乾燥機の年間使用頻度は??
雨の日が続くと、洗濯物は乾かないし、布団も干せずに憂鬱な気分になりませんか?そんな時に、布団だけでもフカフカにして、快適な環境で眠れたら嬉しいですよね。
皆同じようなことを考えるらしく、毎年梅雨の時期になると、布団乾燥機の購入を検討する人が増えるようです。しかし一定の期間しか使用しないから…と結局は買わずに終わるという人も多いようです。
実際、布団乾燥機って、梅雨の時期しか使わないのでしょうか?
いいえ!
使っている人は、意外と頻繁に使っているんです!!
雨の日に布団をカラッとさせる為だけではなく、ダニ対策として使用している場合には、天日干しと合わせて定期的に布団乾燥機を使用するという家庭も少なくないようですよ。
また最近は、特にアレルギーを持つお子さんが増えているので、ダニ対策に力を入れているママ達は多く、布団だけではなく、ぬいぐるみやクッションなども布団乾燥機の熱でこまめにお手入れしているようです。
布団乾燥機のメリット・デメリット
どんなに便利なものにも良い面と悪い面があります。
布団乾燥機のメリット・デメリットをまとめてみました。
■メリット
≪天気に左右されずに布団を乾かせる≫
梅雨のジメジメした時期でも、冬の日差しが弱い時でも関係なく、しっかりと布団を乾燥させることができます。
≪花粉症の時期でも干したような快適な布団で眠れる≫
外に布団を干してしまうと、布団に花粉が付いてしまうので、なかなか干せない場合でも、布団乾燥機を使えば同じような快適な布団になります。
小さなお子さんがいるご家庭では、PM2.5などの影響を心配している可能性もありますね。そんな時にもオススメですよ
≪ダニの駆除対策に有効≫
一定の温度を長時間保てるので、ダニの駆除に効果的です
■デメリット
≪電気代がかかる≫
頻繁に長時間使用すれば、それなりに電気代がかかります。
≪フィルター交換が必要な場合も≫
機種によっては、フィルターが搭載されているものもあります。
そういった場合には、定期的に交換が必要になります。
効果的なダニの駆除方法とは?
ダニは、“気温25℃以上で湿度60%くらい”の高温多湿を好みます。
春になると活動開始!梅雨には産卵を迎え、秋には300倍にも増えるといわれています。家のの中に、ダニがたくさんいるかもしれないなんて、考えるだけで恐ろしいですよね。
みなさんご存じのように、このダニを駆除する方法としては、“天日干し”が効果的です。太陽光に含まれる紫外線は、殺菌効果もありますしね。
しかし、ダニは、50℃の状態を20分以上保つことで死滅します。気温がそれほど高くない状態だと、外に布団を干すことで、ダニにとって“過ごしやすい環境”となってしまい、逆効果になる恐れもあるので、注意が必要なんです。
そこで有効的なのが、“布団乾燥機”です。
高温の状態を長時間保つことができるので、ダニをしっかり駆除することが出来るのです。
ただし、布団全体をしっかりと連続で温めないと、冷えている端のほうにダニが移動してしまうので、熱がいきわたるように布団全体を覆って使用することをオススメします。
そして、布団乾燥器をかけた後は、ダニの死骸などが残っている状態なので、必ず掃除機で表面を吸い取ることを忘れないようにしましょう。
乾燥してフワッとなった布団というのは、ダニの糞や死骸が外に出やすくなっている状態なので、掃除機をかけずそのままにしておくと、喘息やアレルギーがある場合には、症状が悪化してしまう恐れがありますよ。
布団乾燥機はベッドにも使えるの?
さて、布団乾燥機はベッドでも使用は可能なのでしょうか?
ほとんどの場合は使用できます。
ベッドマットがウレタン素材の場合は、ウレタンが痛む原因になるので、拭き出し口付近の温度があまり高温にならない布団乾燥機を使用したほうがいいでしょう。
また、ベッドは高さがあるので、ホースが短いものだと、台が必要になることもあります。いちいち台を出したり片づけたりするのは手間なので、これから購入される方は、そういった事も考慮されると良いかもしれませんね。
ベッドで布団乾燥機を使用した場合も、終わってから掃除機をかけます。
縫い目までこまめに吸い取りましょう。
ベッドや布団に使用する頻度は?
もちろん毎日できるなら、毎日でも使用したほうが気持ちいいですし、ダニやカビの発生も防げます。
しかし、なかなか毎日というのは難しいですよね。
ダニの駆除を重視するのであれば、最低週1回を目安にすると良いかもしれません。
先にもご紹介したように、ダニは、50℃の状態が20分以上続くと死滅します。なので時間の目安としてはは、片面1時間、裏返して1時間程度がちょうど良いでしょう。
最近の布団乾燥機は、ダニ対策モードのようなものを搭載しているものもあるので、その場合は、取り扱い説明書に従って下さいね。
また、可能であれば天日干しを合わせて行なうのも良いと思います。
花粉などの理由から、外干しを避けたい時には、窓辺で陽にあてるだけでも多少の効果は期待できますよ。
そして、寝具やパジャマなども、こまめに洗濯して清潔な状態を保ちましょうね。