ママ達を悩ませる『離乳食の進め方』~完了時期はいつ頃?~

最終更新日:2015/09/28

初めての事ばかりだから、色々不安がいっぱいの子育て。
その中でも、多くママさん達が悩むのが『離乳食』の進め方。
いつ始めて、いつ頃完了すればいいのでしょうか?

【離乳食】いつ頃からどんな風に進めるの?

一般的には、5~6カ月頃から離乳食を始めます。
離乳食の進め方と、目安は以下の通りです。

●ゴックン期(5~6ヵ月頃)
首がしっかり座り、大人が食べているのを見て口をモグモグさせたり、よだれが出るなど食べ物に興味を持ち始めたら、離乳食スタートです。
最初は、スプーン1杯の“トロトロの10倍粥”からスタートして、様子を見ながら徐々に量を増やし、次に野菜や豆腐、魚と食材を増やしていきます。

●モグモグ期(7~8ヵ月頃)
食べる事に慣れたら、食事の回数を1日2回にします。
上手にゴックンと飲みこめるようになったら、7倍粥にしたり、食材をみじん切りにしてみるなど、食感のあるものにもチャレンジ!嫌がるような時は、無理をせず赤ちゃんのペースで進めていきます。

●カミカミ期(9~11ヵ月頃)
奥のほうの歯茎を使って食べ物を噛む練習をするのがこの時期です。
モグモグ・ゴックンにも慣れ、食べられる食材も増えてきたら3回食にしてみましょう。
食材は、粗みじんくらいの大きさで、歯茎で潰せる程度(バナナくらい)の硬さが目安です。
お米は5倍粥にします。

●パクパク期(12~18ヵ月)
バナナくらいの硬さのものを、歯茎でしっかりカミカミ出来るようになったら、大人の料理からの取り分けで大丈夫。
軟飯でも問題なく食べられるようになったら、いよいよ普通の“ごはん”にも挑戦です。
おかずは卵の白身程度の歯茎で噛める硬さのものを与えます。

離乳食完了の時期はいつ頃?

育児本などを見ると、離乳食を完了する時期は『12~18ヵ月頃』とされています。
しかし“その月齢になったから完了”という訳ではありません。

大切なのは、子どもの様子。
歯茎でしっかりと潰してから飲みこめるようになっていることが、離乳食完了の第一条件です。

パクっと口の中入れて、そのままゴックンしてしまう丸飲み状態のような時には、もう少し離乳食を続けたほうが良いでしょう。

また、食べれる量が増えて、母乳やミルクではなく食物からエネルギーや栄養の大部分が取れるようになっているということも完了の条件のひとつです。離乳食完了のこの時期に合わせて、3回食と1~2回程度の間食という1日の食事のリズムも作れるといいですね。

離乳食を完了したら…その後は??

離乳食を完了したからといって、全て大人と同じ物を食べれるという訳ではありません。まだまだ噛む力も、飲み込む力も弱いので、食べ物の硬さや大きさは調整が必要です。
また、味付けも出来るだけ“うす味”を心がけましょう。
もちろん、母乳やミルクも必要に応じて与えてOKです。

大人とほぼ同じものが食べれるようになる目安は3歳頃です。

その頃までに、しっかり『噛むこと』に慣れさせましょう。
特にお肉類。噛めずに、すぐに口から出してしまう子も少なくありません。
一緒に口を動かしてみたり、「カミカミしよう!」と優しく声をかけながら、噛むということを教えてあげてください。

小さい頃に身についた“癖”というのは、大きくなってもなかなか治らないですよね。
この時期から『早食いにならない』とか『しっかり噛む』などの、健康的な食事の基本を身につけられるように気をつけてあげたいですね。

離乳食完了時期の頃の子どもの特徴

1歳前後の子どもというのは、自我が育ち“好き嫌い”や“ムラ食い”なども目立つようになります。だからといって、無理やり食べさせたり、叱ったりというのはNGですよ。
『そういう時期』なので、あまり気にせず、子どものペースに合わせてあげましょう。

食事の度に叱られていたり、嫌いなものを無理に食べさせられたら、食べる事が嫌いになってしまいますよね。そんな事になったら大変です!

家族が食べているのを見て、「食べてみよう」と興味を持ってくれるように、食卓には色々な食材を並べてみましょう。“今日”はダメでも、“明日”はたくさん食べてくれるかもしれませんよ。
そして何より、楽しい雰囲気を作ることも大切です。
食事の時間が“楽しくて嬉しい時間”であれば、また食べたいと思いますよね?

楽しい時間であれば、そのうち自然と食べることにも興味を持って、たくさん食べてくれるようになるはずです。

完了の時期は、あくまでも“目安”です!

育児本などには、成長段階の目安として月齢が記載されています。
ここでも、離乳食完了の目安として月齢をご紹介しましたが、これもあくまでも“目安”です。

子どもには個性があり、成長の早さにも個人差があります。

大人にだってありますよね?
運動が苦手、勉強が得意、人と話すのが苦手、食べるのが大好き…。
若く見える、背が低い、脚が長い、髪が短い、髭が長い…。
全部個性です。

それと同じように、ひとりひとり成長の早さは違うんです。
首が座る前に寝返りしちゃう子もいます。
トロトロのお粥は食べなかったのに、つぶつぶのお粥はパクパク食べるという子だっているんです。

本に書いてあることと違うとか、みんなと違うからといって、悩む必要はありません。

離乳食も“その月齢になったから”ではなく、お子さんの成長に合わせて、無理なく進めて、無理なく完了できるのが一番いい方法といえるのではないでしょうか?

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作成者: LILY

こんにちわ。LILYの編集長です。 最近Huluを自宅に導入してみました。海外ドラマにすっかりハマってしまい、毎晩眠るのが遅くなっています。海外ドラマで寝不足が続きそうです。