スイスの世界遺産「サン・ジョルジョ山」:三畳紀の秘宝

最終更新日:2023/08/08

スイスの世界遺産「サン・ジョルジョ山」:三畳紀の秘宝

サン・ジョルジョ山は、スイスのルガーノ湖近くの壮大な山で、そのピラミッドのような形状と美しい自然だけでなく、世界有数の三畳紀の化石の宝庫として知られています。2003年にユネスコの世界遺産に登録され、2010年に範囲が拡張されました。
この地域では、過去の生態系や地球の歴史を学び、古代の生物たちの姿を垣間見ることができます。特に、メリデの化石博物館では、その価値を具体的に感じることができます。

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サン・ジョルジョ山がある場所がかつて海だったなんて信じられませんよね。
サン・ジョルジョ山は、自然の美しさだけでなく、化石が多く発見されているんですよ。
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これを読めば大体わかる。
「サン・ジョルジョ山」の概要

モンテ・サン・ジョルジョ(Monte San Giorgio)の驚異

サン・ジョルジョ山(Monte San Giorgio)は、スイスの湖、ルガーノ湖(Lake Lugano)の近くにある美しい木立ちの密集した山です。
この山は特別な理由で有名で、その形はまるでピラミッドのようです。

サン・ジョルジョ山は、何百万年も前の古代の生物の化石で知られています。
実は、この地域は約230から245百万年前の三畳紀(Triassic Period)の海の生物の化石がとてもよく保存されている場所として最も価値があるとされています。
この時期、ここは深さ100メートルの海の入り江でした。海の生物だけでなく、陸上の生物の化石も見つかっています。これは、この入り江が大地に近かったためです。

科学者たちはここで80種類以上の魚や30種類の海と陸の爬虫類の化石を発見しています

実際に、科学者たちはここで80種類以上の魚や30種類の海と陸の爬虫類の化石を発見しています。
その中には、長さ6メートルの海の生物もいたと言われています。また、多くの他の化石も見つかっており、この山はまさに化石の宝庫といえるでしょう。

そして、メリデ(Meride)という町には、これらの化石を展示している博物館があります。
この博物館は、有名な建築家マリオ・ボッタ(Mario Botta)がデザインしたもので、ユネスコの世界遺産としても認められているモンテ・サン・ジョルジョの化石をたくさん見ることができることで有名です。

この山を訪れれば、昔の生物たちがどんな生活をしていたのかを想像しながら、歴史の旅を楽しむことができます。

Monte San Giorgio – A Story of 240 Million Years

「サン・ジョルジョ山」を地図で場所を調べる

スイスのティチーノ州に位置し、ルガーノ湖(Lake Lugano)の南端

サン・ジョルジョ山(Monte San Giorgio)はスイスのティチーノ州に位置し、ルガーノ湖(Lake Lugano)の南端近くにそびえ立つ木立ちの密集した山です。この山は、高さ約1100メートルで、形状がピラミッドのように見えることから特徴的です。

ルガーノ湖の美しい風景を背景に、山はその豊かな自然環境と共に、地質学的にも非常に重要な場所として知られています。

特に三畳紀の化石が豊富に保存されていることで世界的に有名です。

この地域の気候は、夏は暖かく冬は穏やかで、ハイキングや自然観察に最適なスポットとしても人気があります。

「サン・ジョルジョ山」の見どころ

「サン・ジョルジョ山」の見どころ

化石発掘地

サン・ジョルジョ山は三畳紀の化石が豊富に保存されていることで知られています。数百万年前の海の生物の姿を垣間見ることができ、地質学や古生物学に興味がある人には必見のスポットです。

メリデの化石博物館(Fossil Museum in Meride)

ティチーノ州の建築家マリオ・ボッタ(Mario Botta)によってリモデルされたこの博物館では、サン・ジョルジョ山で発掘された化石の中から厳選されたものが展示されています。化石の背後に隠された物語や地球の歴史を学ぶことができます。

メリデ(Meride)の町

美しい自然に囲まれたこの小さな町は、山の南斜面に広がるブドウ畑を散策したり、地元の料理やワインを楽しんだりすることができます。

ハイキングコース

サン・ジョルジョ山にはさまざまなハイキングコースがあり、季節や体力に合わせて選ぶことができます。ルガーノ湖の眺望を楽しみながら、アルプスの壮大な景色や地域の自然を体験できます。

「サン・ジョルジョ山」の世界遺産登録について

「サン・ジョルジョ山」の世界遺産登録について

登録の年代と背景

サン・ジョルジョ山は2003年にユネスコの世界遺産に登録されました。この山は、ティチーノ州の美しいルガーノ湖の南端に位置しており、三畳紀の化石が豊富に保存されていることで知られています。

その化石の中には、当時の海洋生物や陸上生物、さらには植物の姿が詳細に保存されているものも多く、これらの化石層は、2億4500万年から2億3000万年前の生態系を研究する上で非常に価値があります。

登録の理由

サン・ジョルジョ山が世界遺産としての価値を持つ最大の理由は、三畳紀の化石の質とその多様性にあります。

この時代の海の生態系を示す化石は、世界中で見つかっている中でも、サン・ジョルジョ山のものが最も保存状態が良く、詳細です。

これらの化石は、当時の熱帯のラグーン環境や、それを囲むリーフ、さらには陸上の生態系についての理解を深めるのに不可欠です。

拡張について

2010年には、サン・ジョルジョ山の世界遺産としての範囲が拡張され、イタリア側の山域も含まれるようになりました。この拡張によって、山全体が保護されることとなり、さらに多くの化石が発掘される可能性が高まりました。

このように、サン・ジョルジョ山は、その独特な地質学的背景や化石の質の高さから、世界遺産としての価値が高く評価されています。そのため、訪れる観光客や研究者にとって、過去の生態系や地球の歴史を学ぶ上で貴重な場所となっています。

参考文献・参考サイト

モンテサンジョルジョ
http://www.montesangiorgio.org/en/

Monte San Giorgio – UNESCO World Heritage Centre
https://whc.unesco.org/en/list/1090/

Monte San Giorgio | Switzerland Tourism
https://www.myswitzerland.com/en/experiences/monte-san-giorgio/

Monte San Giorgio – A Story of 240 Million Years on Vimeo
https://vimeo.com/124515254

サン・ジョルジョ山 – Wikipedia
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B5%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%A7%E3%83%AB%E3%82%B8%E3%83%A7%E5%B1%B1

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作成者: LILY

こんにちわ。LILYの編集長です。 最近Huluを自宅に導入してみました。海外ドラマにすっかりハマってしまい、毎晩眠るのが遅くなっています。海外ドラマで寝不足が続きそうです。