妊婦検診の度に、赤ちゃんの性別がわかるかどうかドキドキ。
出産準備や名前を考える為に、早くどちらか知りたいというママも少なくないはずです。
ところで、エコー以外にも性別の見分け方ってあるのでしょうか?
エコーを見て性別がわかるのはいつ頃?
赤ちゃんの性別って、いつ頃決まるか知っていますか?
実は、受精した時に既に決まっているんです!
精子にはX精子とY精子の2種類あり、どちらが卵子と受精するかで性別が決まるのです。
X精子と受精すると“女の子”で、Y精子と受精すれば“男の子”になるのです。
でも、7週目くらいまでは男性ホルモンを分泌する精巣がまだ作られていないので、みんな女の子のように見えて判断がつきません。
性別は、ご存じのように性器を見て判断します。
外から見える性器『外性器』が作られてから、それを見て判断するのです。
外性器が完成するのは、だいたい11週頃。
しかし、この時赤ちゃんの大きさは5センチ程度なので、まだ性器を判断するというのは難しく、実際にエコーで見て判断出来るのは、16週頃からと言われています。
20~22週頃になれば、ほぼ確実に判断出来るようになるので、多くの産婦人科では22週頃から性別を教えてくれるようです。
ただし、赤ちゃんの向きや手足の位置によっては、性器が隠れていて確認できない、なんて事もあります。
性別の見分け方
エコーを見ても、専門家でない私達からすると、『ドコ』に『ナニ』があるかなんて全くわかりませんよね。
ある程度の大きさにならないと、先生達に「これが頭で、これが心臓で…」と説明してもらっても、なんとなく理解出来るような、出来ないような。そんな感じですよね。
男の子と女の子の見分け方ですが、脚の間にピーナツのようなものが見えたら“男の子”、大腿部と大腿部の間に葉っぱのようなものが見えたら“女の子”と言われています。
男の子のほうが突起物があるので比較的わかりやすく、女の子はよくわからないというのが、実際のママさん達の正直な感想のようです。
現代の医療機器は性能が良いので“ほぼ確実に性別の判断が出来る”とは言われていますが、男の子だと思っていたら、それは“へその緒”で実際は女の子だったなんていうことも、ごくまれにあるようですよ。
エコー以外にもある?性別の見分け方
医学的な根拠は全く無いそうですが、迷信的な見分け方が意外と当たるらしいです。
妊婦さんの状態を見て、お腹の中の赤ちゃんの性別がわかっちゃうというんです。
ただし、あくまでも『迷信』なので、ご参考までに…。
≪男の子の場合≫
・顔つきがきつくなる
・お腹が尖っている
・初期の赤ちゃんの体重が重い
・すっぱい物や塩辛いものが食べたくなる
・体毛が薄くなる
・乳腺のしこりが左側にできる
・肌トラブルが多くなる
・つわりが軽い
≪女の子の場合≫
・顔つきが穏やか
・お腹が横に広がり肉付きも良く、後ろから見ても妊婦だとわかる
・初期の赤ちゃんの体重が軽い
・甘いものが食べたくなる
・体毛が濃くなる
・乳腺のしこりが右にできる
・つわりが重い
また、2番目からのお子さん限定の見分け方になりますが、上の子の“つむじ”が右向きなら次の子は同性、左向きなら異性なんて見分け方もあるうようですよ。
それから、もうひとつ。
心拍数も性別によってちょっと違うようです。
胎児の平均心拍数は120~160拍ですが、120~140拍くらいだと男の子で、140~160拍だと女の子ということが多いようですよ。
好きな性別に“産み分ける”なんてことは可能?
「家業を継いで欲しいから、男の子が欲しい」とか「二番目は女の子のほうがいいなぁ」なんていうパパやママの希望を叶えることって出来るのでしょうか?
実は、希望する性別の赤ちゃんを授かることができる可能性があると、産婦人科などでも性行日や排卵日を調整する“産み分け”の指導などを行なっており、それを利用している人もたくさんいるんです。
男の子が欲しい場合は膣内をアルカリ性に、女の子の場合は酸性にするなんて方法もあるようですが、それだけでなく、病院に行かずに独自で色々調べて試している方もいるようです。
しかし、いずれにしても100%成功するとは言えません。
“男の子”と“女の子”確率的に見たら、どちらになるかは半々です。産み分けを実行したとしても、それが成功したのか、たまたま希望の性別になったのかは、現時点では誰にもわからないのです。
「性別」ではなく「元気」が一番!!
実は、日本産婦人科学会では、性別を教えないように、という指針が出ているようです。
その理由は、残念なことに『希望した性別ではないから』と堕胎してしまうケースがあるから、ということでした。
赤ちゃんを授かるというのは、ある意味“奇跡”に近いことですよね。
お腹の中の赤ちゃんが徐々に大きくなり、無事に産まれてくるというのも“奇跡”のような事です。
数々の奇跡が重なって命が産まれてくるのですから、性別にこだわり過ぎて大切なことを見失わないようにしたいですよね。
もちろん、中には“産まれてからのお楽しみ”ということで、性別を聞くことなく出産を迎えるご夫婦もいるんですよ。
事前に性別を確認して、出産準備や名前を考えたいと思っている人が多いと思いますが、まずは赤ちゃんが『元気』にお腹の中で大きくなって、『元気』に産まれてきてくれることが1番です。
性別はどちらでも、産まれてきた我が子を抱いたら、とっても幸せな気分になれますよ。