シュールという言葉耳にする事が多くなっていませんか?
シュールっていうと、シュールな○○のような使い方で、お笑い芸人のギャグや、少し変わった画像や映像などに対して使われることが多いようです。
実際の意味ってご存知ですか?正しい意味の説明出来ますか?シュールの意味や正しい使い方について調べてみましょう!
よく会話で使われるシュールの意味とは?
シュールとは、
・現実離れしたさま
・幻想的なさま
・意外なさま
・普通の理屈では説明できないさま
・難解で奇抜なさま
など、非日常的・非現実的なものを指す言葉です。
シュールという語には、その経緯から「高度で芸術的である」というニュアンスを含むこともあるようです。
例えば、「シュールなギャグですね」と言った場合には、「現実離れした難解な設定のギャグ」という意味だけでなく、「高い次元でネタとして成立している」という様な意味合いを含む場合もあります。
例えば、
「実際には起こっていないけれど、ありえ過ぎてコワイ」←シュールなギャグ
「現実を有り得ない事で皮肉にしたさま」←シュールな表現
「非日常的な事が実際に起きている」←シュールな光景
この様に大きく3つの意味になるかと思います。
シュールと言う言葉を耳にしても、非日常的という意味で考えるとわかりやすく理解できると思います。
シュールの正しい使い方や用例
日本語では多くの場合、形容動詞的に使うことが可能です。
シュールな映画を見た!
この漫画はシュールな絵だね!
この映像をシュールな演出にしたい!
など、「シュールな〇〇」と表現する方法があります。
「この芸人のネタはシュールなギャグでツッコミ不可能だね」
「シュールな映像が多い邦画だ」
「ありえない事が起きすぎた一日だった。シュールな日だ」
など、シュールは多様な意味で使われ、日本独自の概念になりつつあるのかもしれないですね。
シュールの意味や使い方に不安がある方!正しく使うには・・・
現代では、普通に耳にする言葉となっている「シュール」。
耳にしない日はないのではないでしょうか?
「超絶!」「ぶっとび!」などと同じ様に、感嘆詞のようにも使っていますね。
幅広くニュアンスもふくまれ、人、それぞれによって感覚の違いもあるため、非常に定義のしにくい言葉でもありますよね。
思わず笑ってしまうような画像だったり、ギャグだったり、「ん?なにこれ!?」と笑ってしまう事に対して使われるのが一般的かと思います。
一般的に理解が難しい、非現実的なものを褒める印象表現として使用されることがある言葉です。
しかし、言われた側からすると、褒められている感覚になりにくい言葉でもあるので、直接「〇〇さん、シュールよね!」などと言うのは避けた方がいいでしょう。
シュールって英語?何語?意味と語源
「シュール」という言葉は、フランス語です。
20世紀前半の前衛芸術運動であるシュールレアリスム(シュールレアリズム)からきているのです。
フランス語の、シュルレアリスム(surréalisme)という単語から転じて「シュール」という和製フランス語が出来たのです。
シュルレアリスムを日本語では、「超現実主義」という意味になります。
和製フランス語であるため、「シュール」を他国語に訳することはできません。
シュールとはいつ頃、誰が使い始めた言葉なの?
お笑い界にシュールな世界を持込、メジャーにしたのは、ダウンタウンの松本人志さんが、最初の人ではないだろうか。
エンターテイメントの世界では、1980年代後半によしだせんしゃのギャグ漫画がヒットした事で、「シュール」「不条理な笑い」がメジャー化したのではないだろうか。
芸術の世界では、シュールというのは古くからあり、シュールレアリスム、前衛芸術として美術・舞台・文壇等では作品が発表されていた。
シュールだけじゃない!カタカナ用語をしっかり学ぼう!
シュールだけじゃなくカタカナ用語は本当によく使われています。
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