貧血の原因とは?ヘモグロビンの不足には鉄分を摂取しよう!
2016.6.1
貧血って何が原因なの?
ヘモグロビンが少ないとどうなるの?
そんな貧血についての疑問にお答えします。
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貧血はヘモグロビンの量で決まる?
貧血と聞くと、“血が薄い状態”を思い浮かべる人が多いようですが、そうではありません。
貧血には『ヘモグロビン』という血液の中に含まれている物質の量が、大きくの関係しています。
ヘモグロビンとは、赤血球に含まれている赤い色素のこと。
体の中を巡って、各器官に酸素を届ける重要な役割を持っています。
ヘモグロビンが少なくなると、酸素が体内に十分に行き渡らなくなってしまい、動悸がしたり、息切れを起こしやすくなるなどの症状が表れます。
実は、このヘモグロビンが不足している状態が『貧血』の状態なのです。
貧血気味の人って、少しの運動でも、すぐに息切れを起こしてしまうというイメージがありますが、そういう事だったんですね。
貧血になる原因とは?
貧血といっても原因は様々なのですが、多くの場合は『鉄欠乏性貧血』という症状です。
体の中の鉄分が不足し、それによってヘモグロビンが本来のように造られなくなってしまうというものです。
では、鉄が不足する原因というのは、どのような事が考えられるのでしょうか?
主な原因は、二つあります。
≪鉄の摂取量が少ない≫
規則正しい食生活をしないで偏った食べ方をしていたり、無理なダイエットをしたり、ファーストフードやインスタント食品ばかり食べていると、本来食事から摂取しなければいけない鉄は不足してしまいます。
≪鉄の排出が多い≫
月経や病気などによる出血によって、鉄がたくさん排出されるというのも、体内の鉄分が不足する大きな原因となります。
その他にも、妊娠中は赤ちゃんの赤血球を造る為に、より多くの鉄分が必要となるので、鉄不足の状態になりやすいです。
ヘモグロビンが不足するとどうなるの?
ヘモグロビンが不足すると『貧血状態』になるのですが、実際にはどんな症状が表れるのか、詳しくみていきたいと思います。
≪動悸・息切れ≫
酸素を体内に運ぶ役割を担っているヘモグロビン。
このヘモグロビンが少なくなると、色々な細胞組織が“酸欠状態”になります。
体は命の危険を感じ、酸素を摂り入れる為に、血液の流れを速くしようとします。それによって起こるのが『動悸』です。
同様の理由で、酸素を取り込もうと呼吸も早くなるので、『息切れ』の症状も起こるのです。
≪青白くなる≫
“赤い色素”であるヘモグロビンが不足すると、血色が悪くなり、青白い顔になってしまいます。顔だけではなく、皮膚や爪の色までも同様に青白くなることもあります。
≪飲み込みにくくなる≫
ヘモグロビンが不足する原因である“鉄不足”は、食道の粘膜細胞の増殖に影響を与えます。それによって、食道が収縮してしまうので、固形物が飲み込みにくくなるという症状がでます。
その他にも、鉄不足による症状として、『だるさ』や『肌荒れ』、『睡眠障害』や『鬱状態』などが起こる場合もあります。
これらの症状が表れた場合には、早めに病院で検査してもらうようにしましょうね。
貧血の原因となる鉄不足を防ぐには?
貧血を予防するには、日頃から“栄養バランスの良い食事”を心がけることが大切です。
既に鉄不足が気になるという場合には、鉄分を多く含む食品をたくさん食べることを意識しましょうね。
≪鉄分の多い食べ物≫
レバー・しじみ・ほうれん草・生牡蠣・パセリなど
しかし、残念ながら鉄分というのは、体に吸収されにくいという特徴を持っています。せっかく鉄分の多い食べ物を選んで摂取しても、吸収されなければ意味がありませんよね。
そこで、鉄分の吸収を助けてくれる、たんぱく質やビタミンCを多く含む食品を一緒に食べることをオススメします。
≪たんぱく質を多く含む食べ物≫
牛肉・豚肉・鶏肉・納豆・豆腐・チーズ・牛乳など
≪ビタミンCを多く含む食べ物≫
アスパラガス・キャベツ・ピーマン・レモン・キウイなど
バランスの良い食事が良いということは、頭では分かっていても、「レバーなどの鉄を多く含む食品が苦手」なんて好き嫌いの問題に悩んでいる人も少なくないですよね。
そんな人には、サプリメントを活用するという手もありますよ。
サプリメントといっても最近は種類が多く、どれを選んでいいのか迷ってしまいますが、体に吸収されやすいヘム鉄を使ったものがオススメです。
ヘモグロビンを増やす効果があるといわれている、葉酸入りのサプリも人気があるようですよ。
日頃から意識したい貧血予防法
食べ物以外にも、貧血予防の為に注意できることがあります。
例えば、良く噛んで食べること。
同じ料理を食べたとしても、あまり噛まずに急いで食べた場合と、ゆっくり良く噛んで食べた場合では、後者のほうが、胃酸が分泌されて栄養の吸収が高まるのです。
また、胃腸に負担がかかると、消化や吸収の能力が低下してしまうので、多食や過食には気をつけましょう。
アルコールの飲み過ぎも同じように、胃腸に負担がかかるので、避けたほうが良いですよ。
そして、ストレスをためないということも、大切です。
胃腸というのは、ストレスの影響を受けやすい臓器といわれています。
胃の機能が低下したり、食欲不振にならないように、適度にストレスを発散するようにしましょうね。