覚えておきたい!骨折時の応急処置法と痛みを和らげる方法
2016.5.16
「骨折してるかも…」
そんな時の応急処置法と、痛みを和らげる方法をご紹介します!
いざという時の為に、是非覚えておいてくださいね。
スポンサーリンク
こんな記事もよく読まれています
-
No Image
骨折と捻挫の初期症状って似ていますよね…。どうやって見分ければいいの?骨折したら、痛みはいつまで続く...
-
No Image
清潔で気持ちいい寝具で眠ると気持ちいいですよね。ところで、みなさんは布団って洗っていますか?シーツを...
-
No Image
貧血って何が原因なの?ヘモグロビンが少ないとどうなるの?そんな貧血についての疑問にお答えします。...
スポンサーリンク
このページの目次
「骨折かも…」って思ったら?
「もしかしたら、骨折しているかも…」
そんな時には、どうすればいいのでしょうか?
いざという時の為に、応急処置の方法を知っていると安心ですよね。
そこで、まずは覚えておきたい骨折した時の応急処置法をご紹介します。
≪骨折の応急処置≫
●冷やす
まずは、すぐに患部を冷やしまします。
氷のう(氷を入れた袋)などで冷やすのが効果的ですが、凍傷を防ぐ為に直接あてず、タオルなどでくるんで冷やすようにしましょう。
●高くあげる
可能であれば、腫れを抑える為に患部を心臓よりも上にあげるようにしましょう。
●固定する
副木(添え木)になるようなものをあてて、包帯や布などで固定します。
固定することで安静を保ち、患部の悪化を防ぎます。
●支える
肩や腕、肘の骨折の場合には、三角巾やスカーフなどを使って腕をつって支えるようにしましょう。
応急処置をした後は、できるだけ早めに整形外科を受診しましょう。。
傷から折れた骨が見えていたり、高いところからの落下など、命の危険がある場合には、すぐに救急車を呼ぶようにしましょうね。
骨折の痛みを和らげる方法
骨折をしたことがある人は、既に経験済みかと思いますが、骨折には壮絶な痛みがつきものです。
しかも、その痛みは病院を受診したら楽になるというわけではなく、ある程度症状が良くなるまでのしばらくの期間続きます。
もちろん、病院から痛み止めの薬を処方してもらえますが、それ以外に痛みを和らげる方法はあるのでしょうか?
実は、骨というのは神経がなく、痛みを感じません。
骨折の時の痛みは、折れた骨の周りの筋肉が感じている痛みなのです。
その筋肉が感じている痛みを軽減させるひとつの方法としては、応急処置と同様ですが『高くあげる』こと。
骨折をすると、その炎症によって骨の周辺の筋肉は腫れあがります。
また、固定することによって、むくみも生じます。
むくみを和らげることで、結果痛みが少し軽減されることにつながるので、心臓よりも患部を『高くあげる』ということが効果的とされているんです。
特に睡眠時は、クッションや枕などを使って、心臓よりも高くすると良いですよ。
炎症の痛みを和らげるには『冷やす』こと!
『冷やす』ことも痛みを和らげる方法のひとつです。
骨折時には、患部は炎症を起こしています。
炎症を抑える効果的な方法は『冷やす』ことなんです。
しかし、冷やし過ぎは危険です。
直接氷水の入った袋などをあてることは避け、必ずタオルなどでくるんで「気持ちいい」と感じる程度に冷やすようにしましょう。
また、腫れや赤みがひいたら、冷やすことで血行を悪くするなど、逆効果になることもあります。
冷やすことで痛みが増したり、気持ちいいと感じないような時には、無理に冷やさないように気を付けましょうね。
血流を良くするなら『温める』のが効果的
炎症が起きている間は、『冷やす』ことが必要ですが、ある程度炎症が治まった後は、温めることで痛みが和らぐという場合もあります。
これは特に、患部に血が溜まって内出血などをしている場合に有効的なのですが、温めることで血流が良くなり、痛みの症状が緩和されるんです。
怪我の治療に、『温泉療養』をする人が多いというのも納得ですよね。
しかし、炎症が治まる前に温めてしまうと、症状が悪化して痛みが増す原因になるので、注意が必要ですよ。
腫れがひどかったり熱をもっているうちは、炎症が起きている状態なので、その期間に温めるということは避けましょう。
そして、冷やす時と同様に、温めて不快感がある場合には、無理に温めないようにしましょうね。
骨折した場所をギプスで固定!注意することとは?
骨折した場所や状態によっては、ギプスで固定することになるかもしれませんね。
その場合、次のような時には、すぐに病院に連絡するようにしましょう。
●痛みがひどくなる
●患部が腫れてギプスがきつくなった
●ギプスがあたっている場所が痛い
●手先や足先が冷たくなったり、紫色になる(手足の場合)
●動かせていたはずのところが動かせなくなった
このような場合、神経が圧迫されていたり、ギプスがあたっているところに傷ができている可能性があるので、早めに担当医に相談するようにしましょうね。
そして、ギプスで固定している期間中、多くの人が悩まされているのが『痒み』です。
しかし、とがったものなどで掻いたりすると、皮膚を傷つけてしまう危険があるので、絶対にやめましょうね。
このような場合にも、すぐに相談することをオススメします。
低刺激のクリームやローションなどを塗って改善するということもありますよ。
『痒み』の多くは、ギプスの中が蒸れてしまうことで起こるようです。
入浴中にギプスが濡れてしまったり、内部に水が入ってしまって痒みがひどくなった…という人も少なくないようですね。
入浴は血行を良くするためにも、積極的に行なったほうが良いのですが、その際には、乾いたタオルなどでギプスをくるんで、更に大きめのビニール袋などで包み、テープと輪ゴムを使って、しっかりと密封するようにしましょう。
もし濡れてしまった時には、ドライヤーなどですぐに乾かすようにしましょうね。