指の骨折が治った後には…『リハビリ』が肝心なんです!!
2016.5.19
指を骨折して固定していると、完治した後もなかなか思うように動かせないと感じる人が多いようです。
スムーズな指の動きを取り戻す為には、リハビリが肝心なんです!
でも…どんなリハビリをすればいいの??
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骨折後に指が動かなくなるのはナゼ?
手の指を骨折して、固定器具などを装着している期間が長ければ長いほど、怪我が治った後、なかなか思うように指を動かせないと感じる人が多いようです。
なぜ骨折した後、指が動かせなくなるのでしょうか?
その理由は、筋肉が弱っているということ。
骨折した後、骨をくっつける為には、固定して患部を動かさないようにすることが必要ですよね。しかし、それによって普段何気なく使っている筋肉が使えなくなり、弱ってしまうんです。
また、快復の為に体の中のコラーゲンが患部に集まるので、それが原因で血行不良が起こっている可能性もあるそうですよ。
固定器具を外して、骨折する前と同様の生活を送っていれば、ある程度は筋力も血流も元通りになります。なので、『指の骨折は“日常生活”がリハビリになる』とも言われているんです。
しかし、長期間固定したままで固まってしまっている筋肉は、急には動かすことが出来ないんです。
リハビリを開始する前に…
骨折した部分を固定している間は、筋肉の運動量が急に減ってしまいます。その為に、固定器具を外す頃には筋肉が委縮していたり、固まって動きが悪い状態になってしまっているのです。
骨折が完治した後は、治療中に衰えてしまった筋肉を取り戻すということを目的としてリハビリを行ないます。
固定器具が外れたからといって、いきなり無理に曲げるようなことをしてはいけませんよ。固まった関節を無理に曲げてしまうと、捻挫のような状態になってしまいますよ。
リハビリを開始する時期が早すぎたり、やり方を誤ると、怪我の完治までに時間がかかってしまいます。
しかし、逆に開始時期が遅れてしまうと、筋肉が委縮したり関節が元のように動かせなくなってしまうということもあるんです。
リハビリは、適切な時期に適切な方法で行なうことが、とても重要になるので、必ず主治医や理学療法士などの専門医の指導を受けながら行なうようにしましょう。
骨折後のリハビリは『温める』ことから!
「早く元通りに!」という思いから、焦って動かそうとしてしまいがちですが、再発の原因になってしまうこともあるので、リハビリは焦らずゆっくり段階を踏んで進めていきましょう。
まずは『温める』ことから始めると良いですよ。
≪手湯≫
自宅で洗面器などにお湯をはって、ゆっくり温めましょう。
≪手袋≫
普段から手袋をつけて過ごし、骨折した部分を冷やさないようにしましょう。
≪電気治療≫
接骨院などで専用の機器を使って電気を流し、血行を良くするという治療法もリハビリとして効果的です。
この温めるという方法は、骨折をした後の腫れや炎症などが治まった初期の段階から始められるリハビリです。
骨折した直後は、炎症を抑える為に冷やすことが必要ですが、炎症がおさまったら、固定器具を装着している期間も、血行を良くするために、できるだけ患部を冷やさないように気をつけましょう。
固まった指をほぐしたら、筋トレ開始!
『温める』の次の段階は、『揉みほぐす』ことです。
長い間固定していると、筋肉というのは固まってしまい、動かし方を忘れてしまているということもあるんです。
そのような場合には、揉みほぐして刺激を与えてあげることが効果的。
痛みを感じるくらい強く揉んではダメですよ。
始めは優しく、そして無理なく徐々に強めていくと良いでしょう。
ある程度、筋肉がほぐれてきたら、次は指を閉じたり開いたりする『グーパー』の運動を行ないます。
その運動にも慣れたら、柔らかい物を握ったり力を抜いたりというトレーニングを始めましょう。
指を骨折した後のリハビリ方法
指の骨折が完治した後に行なう、リハビリ方法をいくつかご紹介します。
温めてからリハビリを行なうほうが効果的で、患部への負担も少ないので、入浴中がオススメですよ。
≪お風呂でリハビリ≫
湯船に浸かって温めてから、無理なく掴める物を『握って放す』という運動を行ないます。
最初は5~10回くらいから始めて、少しずつ回数を増やしていきましょう。
自分の体の一部を掴むというのもいいですね。
始めは太もも、慣れてきたら二の腕、腕、手首、そして指というように、少しずつ握る物を細くしていくのが効果的ですよ。
≪浮力を利用したリハビリ≫
これもお風呂でできるリハビリです。
ペットボトルに水を入れた物など、筒状のものを湯船の中に沈め、怪我をした手で握って持ち上げます。これも、無理なく握れる太めのものから始めて、徐々に細くしていくのが理想的です。
水面より上に持ち上げる時には、急に重くなるので、無理せず可能な範囲で持ち上げるようにしましょう。
≪しっかり動かせるようになったら…≫
痛みを感じることもなく、ある程度スムーズに動かせるようになったら、脳のトレーニングで知られている、左右の指先をくっつけて、親指から順に指同士を回転させるという運動がオススメです。
温めてもなかなか動かし辛い時には、優しくマッサージをしてみましょう。
血行が良くなり、動かしやすくなりますよ。
リハビリのポイントは、焦らずのんびり無理なく進めること。
毎日継続して行なうようにしましょうね。