子ども達の姿勢が悪くなっている原因は?矯正は必要なの??
2015.10.26

背中がまるまっている、いわゆる“猫背”の子どもが増えていると感じたことはありませんか?
その原因や及ぼす影響などを調べてみました。
姿勢は、子どものうちに矯正しておいたほうが良さそうですよ!!
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このページの目次
姿勢の悪い子どもが増えている?
近年、姿勢の悪い子どもが、とても増えているそうです。
生活習慣が原因のようですが、小さいうちから猫背のように姿勢が悪くなってしまうことで、骨が変形してしまうなどの成長への悪影響も心配されているんですよ。
「うちの子は大丈夫」
と思ったママさん。
姿勢が悪い事に気付いていないだけという可能性もあるので、一度しっかりお子さんの姿勢をチェックしてみてください。
まっすぐ立った時に左右の肩の高さが違う子や、O脚やX脚の子は、既に姿勢が悪くなっている可能性が大きいです。
そして、今はあまり気にならなくても、外遊びが嫌いで家の中でばかり遊んでいる子どもの場合は、これから姿勢が悪くなっていくことが考えられるので、注意が必要です。
子どもの姿勢が悪くなる原因
では、なぜ子どもの姿勢が悪くなるのでしょうか?
まだ成長途中である子どもの骨は、大人よりも柔らかいので、日常の行動などの影響をとても受けやすいんです。
“テレビゲームやパソコン”を長時間続けていると、背中が丸くなる時間が長かったり、長時間肩に力が入ってしまいます。それにより、姿勢はどんどん悪くなってしまうのです。
また、『良い姿勢』を保つ為には、体の軸を支える筋肉がしっかりとついている必要があります。しかし、家の中でばかり遊んでいることで筋力がなく、きちんとした姿勢を保つことが出来ないという子どももたくさんいます。
スポーツの習い事をしている子どもが増えているのも事実ですが、そのスポーツによっては鍛えられる筋肉が偏ってしまい、体のバランスが悪くなってしまったなんていうこともあるので、これも気をつける必要がありそうです。
それから、親の姿勢が悪いと子どもの姿勢も悪くなりやすいです。
これは親が、『自分も姿勢が良くないから…』と子どもの姿勢を正そうとしないという事もありますが、姿勢が悪いという事にすら気付いておらず、気にならないという人も多くいるようです。
姿勢が悪いことのデメリット
姿勢が悪いと、デメリットがいっぱいです。
≪学力が低下する≫
姿勢が悪いと、脳に十分な酸素がいきわたらなくなります。
酸素が少ないと脳が働かず、集中力が欠けてしまうのです。
それにより、学力の低下につながります。
≪運動能力の低下≫
姿勢が悪い事で、体を動かしにくくなります。
心肺機能の低下につながることもわかっています。
心肺機能の低下や、骨への影響により、体の動きが制限されてしまう為、結果として運動能力が著しく低下してしまうのです。
≪腰痛になりやすい≫
正しい姿勢をとれていないと、内臓が圧迫されたり腰痛になりやすくなります。
以前は、ある程度の年齢を重ねることで“腰痛”になるというイメージがありましたが、近年は、椎間板ヘルニアの子どもも増えているのです。
≪視力の低下≫
猫背のように背中がまるまっていると、知らず知らずのうちに、眼と見ている物の距離が近づいてしまいます。それにより、視力にも悪影響を及ぼすのです。
早く気付いて矯正しよう!
先にもご紹介したように、子どもの骨はとても柔らかいです。
悪影響を受けやすいですが、それと同時に矯正もしやすいのです。
姿勢が悪いのでは?
と気付いたら、大人になる前に出来るだけ早く『正しい姿勢』になるよう治してあげましょう。
大人になってからでは治すのも大変ですし、症状によっては治らない場合もありますよ。
では、正しい姿勢にする為には、どうすればいいのでしょうか?
まずは、『正しい姿勢』を知ってください。
大人も子どもも大抵の場合、姿勢を良くしようとすると、背筋を伸ばして胸を張り、お腹を付き出すような間違った姿勢をとってしまいがちです。間違った姿勢を長時間続けてしまうと疲れますし、腰痛にもつながってしまうので、気をつけましょう。
ポイントは、“あごを引く”ことと“おへそに軽く力を入れる”こと。
そして、“肩の力を抜いて、少し後ろに引く”こと。
『正しい姿勢』にしようと頑張ると、肩に力が入ってしまいがちなので、肩の力を抜く事を心がけながら、鏡の前などで練習してみるといいですね。
あまりにも姿勢が悪い場合や、心配な時には、専門医に相談してみるのも良いかもしれませんよ。
矯正した後、習慣化させる為に・・・
せっかく『正しい姿勢』を手に入れても、また元の生活を送っていたら、知らないうちにまた姿勢は悪くなっていってしまいます。これまでと違う姿勢でいるというのは、始めはとってもつかれますし、慣れている『悪い姿勢』でいるほうが楽ですものね。
それを防ぎ、『正しい姿勢』を習慣化させる為に心がけることをご紹介します。
≪体を動かす≫
同じ姿勢や悪い姿勢でいる時間を短くするために、体を積極的に動かしましょう。
ゲームやパソコンは1日1時間まで!と決めて、外で元気に遊びましょう。
≪椅子に座る姿勢に気をつける≫
出来るだけ椅子を机に近づけて、体の近くで作業するように気をつけることで、無理な体勢になることを防げます。
体に合っていない椅子を使っても姿勢が悪くなってしまうので、定期的に高さ調節をしましょう。
≪体幹の筋肉をつける≫
体を動かすことで腹筋・背筋をバランス良くつけて体幹を鍛え、体の軸をしっかり支えられるようにしましょう。
≪褒める≫
良い姿勢が出来ていたら、たくさん褒めてあげましょう。
褒められることで、子どもも意識出来るようになります。
そして、もちろん親もお手本として『良い姿勢』を常に心がけましょう。
- ヘルス・メンタル