脳や心臓で発症すると深刻な状態に!血管が切れる原因とは?

最終更新日:2015/09/13

『動脈硬化』が原因で『血管が切れる』可能性があるんです!ご存じでしたか?
脳や心臓で発症してしまうと深刻な状態にもなりかねない、この『動脈硬化』。
生活習慣の改善が、一番の予防なんですよ。

心臓や脳などの血管が切れる原因にもなる『動脈硬化』とは?

心臓から血液を身体の中に送り出す、重要な役割を担っている『動脈』。本来は、しなやかで、柔軟性・弾力性に富んでいます。それによって、様々な臓器や筋肉などの組織に酸素や栄養を必要なだけ届けることが出来ているのです。

しかし、高血圧などが原因で負担がかかったり、何らかの要因によって酸素などが不足したりすると、『動脈』は弾力性を失って硬くなってしまいます。
また、コレステロールなどの脂質が溜まって血管の壁が厚くなり、詰まってしまうということもあります。
このような状態のことを、『動脈硬化』と呼んでいるんです。

『動脈硬化』を発症すると、血管の中を血液がスムーズに流れることが出来なくなります。それにより、血液が上手く送り出せなくなり、心臓に負担がかかります。

それだけではありません。
この『動脈硬化』、全身の動脈で発症する可能性があります。
『動脈硬化』が原因で血管が切れてしまうこともあるので、脳や心臓で発症した場合は特に重大!
突然死や寝たきりに繋がることもあるんです。

心臓などの血管に起こる動脈硬化の原因

年齢と共に、血管も徐々に老化してしまうのは、みなさん知っていますよね?
そう、老化も『動脈硬化』の原因のひとつです。

しかし、それ以外にも原因となる危険因子はたくさんあります。
「高血圧」「高脂血症」「喫煙」「肥満」「糖尿病」「ストレス」などです。

この危険因子を多く持っている人ほど、動脈硬化を速めてしまうようです。

『血管年齢』という言葉、誰でも一度は聞いたことがあるのではないでしょうか?
危険因子達は『血管年齢』を引き上げ、しなやかさを奪ってしまうのです。
同じ年齢だとしても、『血管年齢』が大きく違っていたりするのは、そういうことが原因だっだのですね。

危険因子の多くは、生活習慣によって改善出来るものがほとんどです。
例えば、食事。
動物性脂肪の多い高カロリーの食事ばかりの人は、血液の中の悪玉コレステロールや中性脂肪を増やしてしまいます。それが『血管を詰まらせる物質』となり、結果的に『動脈硬化』を引き起こすということに繋がるんです。

まだまだ若いから大丈夫。
歳を取ったら気をつければいいんでしょ?

そう思ったあなた、要注意です!!

実はこの『動脈硬化』、若い頃から始まっている可能性が大きいんです。
目に見える訳ではないので気づきにくいのですが、徐々に悪化して、40歳を過ぎる頃から症状が現れるということが多いようです。

予防は若いうちから始めて、普段から血管のチェックをするということが大切なんですね。

最悪血管が切れることもある動脈硬化の症状

『動脈硬化』は、自覚症状がほとんど無い為、『サイレント・キラー(沈黙の殺し屋)』と呼ばれています。
様々な症状を引き起こし、命にかかわるというのに、自覚症状が無く気づきにくいというのは、怖いですよね。

症状が現れた時には、手遅れということもあり得るので、どのような症状がでるのかを事前に知って、出来るだけ早期発見に繋がるよう心がけたいものです。

ここでは、脳・心臓・脚に発症した際の症状についてご紹介します。
この3か所は、『動脈硬化』が起こりやすい場所とされているので、是非覚えておいて下さいね。

≪脳≫

・手脚の力が抜ける
・手脚が痺れる
・しゃべり辛くなる
・めまいや頭痛がする

≪心臓≫

・軽い階段の上り下り程度で動悸がする
・少し重い荷物を持って歩くと息苦しくなる

≪脚≫

・脚が冷たくなる(冷えを感じる)
・太ももの裏側やふくらはぎが痛い
・脚をひきずる
・傷が出来やすくなり、化膿して治り辛い

上記のような症状が出た時には、『動脈硬化』がかなり進行している可能性があります。出来るだけ早く、お医者さんに相談をしましょう。

定期的に健康診断などを受けておくことも、早期発見に繋がるのでオススメです。

血管が切れるなどして動脈硬化が引き起こす病

『動脈硬化』が原因となる病気は、大きく分けて“血管が詰まる”病気と“血管が切れる”病気の二つです。

≪血管が詰まる病気≫

・脳梗塞
・心筋梗塞
・腎硬化症
・閉塞性動脈硬化症 など

≪血管が切れる病気≫

・くも膜下出血
・脳内出血
・大動脈瘤 など

医学に詳しくない人でも、「知っている!」「聞いたことがある!」という怖い病気ばかりですよね。

恐ろしい動脈硬化にならない為に血管年齢を若く保つ

人間誰しも、歳を取るのを止めることは出来ませんよね。
なので、危険因子のひとつ『老化』はどうしようもありません。
しかし、生活習慣を見直すことで、『血管年齢』を若く保つことは可能です。

≪動脈硬化にならない為に気をつけること≫

・睡眠をしっかり取る
・食生活を見直す
・禁煙
・ストレスをためない
・適度な運動をする

一度に全てを改善することは、なかなか難しく、三日坊主…なんてことにもなりかねません。改善すべき点が見つかった人は、これらのことを頭の片隅にでも入れておいて、無理のない程度に少しずつ改善してみてはいかがでしょうか?

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作成者: LILY

こんにちわ。LILYの編集長です。 最近Huluを自宅に導入してみました。海外ドラマにすっかりハマってしまい、毎晩眠るのが遅くなっています。海外ドラマで寝不足が続きそうです。

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